東京は吉祥寺にユザワヤという手芸店のビルがあった。多分今もあるっぽいのだが最近は行ってないので全然わからない。
ちょっと記憶が曖昧だが、まだ21歳とかだと思う。デザインの専門学校を卒業して、都内のデザイン事務所で働き始めたくらいの頃。休日に吉祥寺に遊びに行ってて、たまたまユザワヤに用事があって館内をぶらぶらしていた。そして、そこの屋上にRCサーキットがあるのを発見した。
それはそれは強烈だった。
当時はツーリングカーが主流で、ものすごいスピードでコースを回っている。
しかも白煙をあげて唸るエンジンカーも混じっているではないか。
ちょっと話が逸れるが、僕の初めて見たRCドリフトはこのユザワヤで、今のドリフトとは違ってものすごいスピードが出ていてアグレッシブだった。ちょうどオフロードラリーのイメージが近いかもしれない。GPツーリングに塩ビパイプ(灰色のやつ)をカットしてタイヤにはめてドリフトしているのだ。最初に見たのがこれだったから、後々のドリフトのスイ〜っと滑るアイススケートのような走りが、当時はあまり好きになれなかった。今は好きなんだけどね。実はたまに遊ぶし。
話を戻そう。
中学生ぶりに見たラジコン。そして何を隠そうRCサーキットを見るのはこれが初めてなのだった。
これはもう一度ラジコン買うしかない。そして組み立ててここで走らせよう。
その足で吉祥寺のホビーショップへ行き、その場でキットとプロポやバッテリーなど一式を買った。
選んだのは、タミヤ TL-01シャーシのカストロールセリカだ。
大して吟味もせず買ったんだと思う。当時はあんまりお金もなかったから選択肢もなかっただろうし。
TL-01はエントリーモデルで買いやすく、まずはここからで充分でしょ、といった感じだったと思う。
組み立てに関しては小学生から中1くらいまでラジコンにハマっていたのですんなりいった。
サクッと組み上げ、純正カラーの白でポリカボディを塗装した。
ところで、僕は小学生の頃から純正指定カラー以外の色で塗るのが好きじゃなかった。
友達の水色のホーネットとか見ても、えぇ〜、それじゃホーネット感ゼロじゃん、、ホーネットは黒でしょ、そして何よりステッカーの色も黒に合わせてデザインされているんだからさ、、とか思っていた。
いや、これも今となってはいいと思いますよ。逆にみんな純正カラーだったら面白くないわけだし。
でもね、流石にF1のフェラーリをブルーに塗るのとかはなかなか違うくないですか?
子供の頃いたんですよ、そういう友達が。子供の自由な感性で、、いいっちゃあいいんですけどね。。
、、、話を戻そう。
そう、白く塗装して完璧にデカールを貼り、ついに完成した俺のセリカ。
次の週くらいにはそれを持って颯爽とユザワヤ屋上に行ったのである。
続く
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